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リンパ浮腫の治療方法は?

リンパ浮腫に悩まされており、とにかく早く治したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

リンパ浮腫は、一度発症してしまうと徐々に進行していき、悪化すると手術を受けなくてはならない場合があります。リンパ浮腫を悪化させないためにも、適切な治療法やセルフケアの方法を把握しておくことが大切です。

本記事では、リンパ浮腫とは何か、検査方法や治療法、セルフケアの方法を紹介します。リンパ浮腫にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

リンパ浮腫とは

リンパ浮腫の診断は問診や触診の結果、より詳しく症状を把握するために、特殊な検査を行う場合があります。特に代表的な検査法は「リンパシンチグラフィー」と「インドシアニングリーン(ICG)検査」です。

ここでは、それぞれのリンパ浮腫の検査法を2つ紹介します。

リンパシンチグラフィー

リンパシンチグラフィーは、造影剤を患部に注射し、薬剤がリンパ管を流れる様子を特殊なカメラで撮影することで症状を把握する検査法です。

薬剤の流れを見ることで、リンパ管の力の強さや、どこにリンパ液が溜まっているかがわかります。通常通り流れていれば筋状に、むくんでいる場所は雲のように見えます。薬剤は幅広く浸透するため、脚や腕といった全体の傾向をおおまかに把握するのに効果的です。

また、リンパシンチグラフィーは静脈性浮腫など、リンパ液以外によるむくみとの判別が可能です。浮腫が疑われていない部位も含めて検査でき、病状の進行具合や手術が必要かどうかを判断することに役立ちます。

インドシアニングリーン(ICG)検査

インドシアニングリーン(ICG)検査では、緑色の薬剤を患部の皮下に注射し、リンパ管に取り込まれて流れる様子を赤外線カメラで撮影します。

薬剤の流れ方を見ることで、リンパ浮腫の判断が可能です。リンパ管が正常であれば線状に明るく光って見えますが、リンパ液が漏れている個所ではもやのように見えます。

リンパシンチグラフィーと比べて比較的新しい検査方法であり、リンパシンチグラフィーよりも検査範囲が狭くなるものの、より解像度の高い検査ができます。また、リンパ管の手術を行う場合に、リンパ管を探すために使われることもあります。

リンパ浮腫の治療法

リンパ浮腫の治療

リンパ浮腫の治療法には、主に「圧迫療法」と「外科的治療」があり、検査の結果に応じてどちらにするか判断されます。それぞれの治療法を解説します。

圧迫療法

圧迫療法は、リンパ管にリンパ液を溜めないように患部を圧迫する方法です。圧迫療法にはバンテージと呼ばれる包帯で圧迫する多層包帯法と、弾性ストッキングやスリーブで圧迫する方法に分かれます。

よく行われるのは多層包帯法ですが、比較的取り入れやすいのは弾性ストッキングを使用する方法です。なお、弾性ストッキングは、最適なサイズを使用しないとかえってリンパ浮腫を悪化させてしまう恐れがあります。

また浮腫の症状によって、かける圧力の大きさや部位が変わるため、どちらにするかは医師の判断によって決められます。

外科的治療

浮腫の状態によって圧迫療法が適切でないと判断された場合は、外科的治療が行われる場合があります。外科的治療は、リンパ管静脈吻合術やリンパ節移植手術、脂肪吸引術などがあります。

リンパ管静脈吻合術

むくんだ部分のリンパ管と静脈をつなぎ合わせることで、リンパ液を別方向に流す方法です。

リンパ節移植手術

リンパ浮腫がある部位に健康なリンパ管を移植することで、リンパ液の流れを改善させます。

脂肪吸引術

美容外科で行われている方法を応用したものであり、脂肪を吸引することで、術中の出血や術後の痛みを軽減することが期待できます。

外科的治療では、複数の方法を併用する場合がありますが、どの方法も難易度が高いため、信頼のおける外科医院を選ぶことが大切です。

リンパ浮腫のセルフケア

リンパ浮腫を悪化させないためにも、日頃のセルフケアが非常に重要です。リンパ浮腫に対するセルフケアには、下記の方法があります。

適度な運動と食生活

体重が増加するとついてしまった脂肪がリンパ管を圧迫し、リンパ浮腫の悪化につながってしまいます。リンパの悪化を防ぐためにも、適度な運動や食生活で脂肪を溜め込まないように体重管理をすることが大切です。

また、適度な運動はリンパ液の流れをスムーズにすることも期待できます。どうしても運動不足になると、リンパ液の流れを妨げてしまいます。あまり激しい運動をする必要はなく、ウォーキングなどの軽い運動を継続することがおすすめです。

皮膚を清潔に保つ

リンパ浮腫を悪化させないために、皮膚を清潔に保つことも有効です。皮膚が清潔でないと、リンパ浮腫による免疫低下で、炎症や感染症を起こしてしまいます。

リンパ浮腫がある部位の皮膚は、できるだけ清潔な状態を意識することが大切です。スキンケアで乾燥を防いだり、傷をつけないようにしたりして、刺激の強い洗剤などを避けるようにしましょう。

極度の疲労を避ける

極度の疲労は、リンパ液の流れに影響します。例えば、重いものを持ったり、長距離を歩き続けたりすることで、むくみや炎症を起こしやすくなってしまいます。

また、同じ姿勢を長時間続けることや、座りっぱなしなどもリンパ液の流れに悪影響を及ぼします。適度に身体を動かすことで、なるべくリンパ液を流すことを意識しましょう。

リンパ浮腫の検診は銀座リプロ外科へ

銀座リプロ外科

本記事では、リンパ浮腫の検査方法や治療法を紹介しました。
リンパ浮腫を悪化させないためには、日頃のセルフケアや早期の発見が非常に重要です。

しかし、リンパ浮腫は自覚症状や見た目だけでは、他の病気との区別が困難です。また、リンパ浮腫は、症状が進行すると治療の難易度が上がってきてしまいます。そのため、専門知識や熟練の技術を持った信頼できる医師の下で治療することが大切です。

リンパ浮腫の治療に、どこの病院にかかればいいのかお困りの方は、ぜひ銀座リプロ外科へご相談ください。専門知識や熟練の技術を持つ医師が在籍しており、安心してリンパ浮腫の治療を受けられます。

銀座リプロ外科では、インドシアニングリーン(ICG)検査や造影剤によるリンパ管の機能検査といった、リンパ浮腫の早期発見に役立つ方法を取り入れております。
さらに、リンパ管静脈吻合術といった高度な技術を用いているため、進行してしまったリンパ浮腫の改善も期待できます。

また、銀座リプロ外科へのアクセスは、銀座駅から徒歩7分の場所にあり、仕事が忙しい方にとっても通いやすいことも特徴です。

リンパ浮腫を早く見つけたい、症状が進行してしまっていて早く治したいなどのお悩みがある方は、ぜひ一度銀座リプロ外科へご相談ください。